2024年2月2日、Appleのゴーグル型端末「Apple Vision Pro(アップル ビジョン プロ)」が、米国で発売されました。
価格は、3499ドル(1ドル=150円換算で約53万円!)と高いですが、
空間オペレーティングシステムや未知のXR体験に期待しかありませんよね。
リアルとデジタルの融合「MR(複合現実)」がさらに進むのは間違いなさそうです。
ARやプロジェクションマッピングの演出が凄いライブ映像まとめ
本記事では、現実世界にCGの世界を重ねるAR(拡張現実)やプロジェクションマッピング、
最新テクノロジーを駆使したライブやインスタレーションが話題の映像作品を、作家ごとにまとめました。
これらの作品を見つつ、今後「Apple Vision Pro」でどのようなコンテンツが発表されるか想像してみるのも面白いかもしれません。
Rhizomatiks
ライゾマティクスは、人とテクノロジーの関係について研究しながら作品制作を行うクリエイティブチームです。
海外だとスクエアプッシャーやビョーク、日本だとPerfumeやサカナクションのライブ演出で知られています。
こちら、振付師MIKIKO率いるダンスカンパニーELEVENPLAYとの、AIや機械学習などを駆使したコラボレーションパフォーマンス。
日本国内だけでなくアメリカ、スペインなど7カ国10都市で多くの観客を魅了してきました。
10年以上前から、Perfumeのライブ演出を手がけています。
DVD作品のレビュー評価とても高いです!
COSMIC LAB
コズミックラブは、大阪「味園ユニバースビル」を拠点に活動し、未知なるヴィジュアル / オーディオ体験を探求するミックスメディア・プロダクションです。
独自に開発を加速させた、XR(エクスパンデッド・リアリティー) Live System を駆使してのパフォーマンスは世界中から注目を集めています。
BOREDOMSのEYEを中心に結成されたユニット「FINALBY()」(ファイナルビーエンプティー)とのフジロックでのパフォーマンスはYouTubeで生配信されたこともあり、
偶然目撃してしまった同時接続2万人以上の度肝を抜きSNS等でも話題になりました。
世界遺産・高野山御開創1200年の祝いの3Dプロジェクションマッピングなど、ジャンルを超えさまざまな分野で唯一無二のエクストリームな作品を創造しています。
CRYPTON FUTURE MEDIA, INC.
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、北海道札幌市に本社を置く、音楽制作ソフトの開発企業です。
バーチャルシンガー「初音ミク」の権利元(開発・発売元)としても知られ、ライブコンサート等のイベント運営・制作、ゲーム開発なども行っています。
実際にその場にいるような3Dホログラムを使った初音ミクのライブ演出は圧巻!
幅広い層から支持を受け進化を続ける「初音ミク」のライブ&企画展「マジカルミライ」は、10年以上も続いている大人気イベントです。
2024年は東京と大阪だけでなく福岡でも開催が予定されています。
TeamLab
チームラボは、「デジタルアート」の先駆者として知られ、芸術的な表現を中心にしたコンテンツ制作を得意としており、
最先端のデジタル要素を駆使し、人々の感覚や感情に訴えかけるインスタレーションを世界中で発表しています。
観客自身が作品の一部に溶け込むような、参加型でアクティブな展示が多いのが特徴です。
教育分野にも力を入れており、ぬり絵が3Dになり踊り出す作品など、親子で遊びながらテクノロジーを学べる仕掛けの数々はとても魅力的!
常設展や国内外各地で展示がさかんなので、実際に体験する機会が多いのも嬉しいですよね。
Fortnite
フォートナイトは、2017年にエピックゲームズからリリースされた大人気バトルロイヤルゲームです。
世界中からもっとも多くの人口が集まるメタバース空間として、ゲームだけでなくライブパフォーマンス、映画上映会など、多様な文化を育むプラットフォームとして注目されています。
コロナ禍の2020年、トラビス・スコットが「フォートナイト」内で行った新作発表ライブは、同時接続1,230万人以上が10分未満の間に集結し話題になりました。
リアルでは味わえない体験と没入感を提供したこのライブは、新たなエンターテイメントの可能性を切り拓いた歴史的な出来事として語りつがれています。
日本国内でも、米津玄師さんらが「フォートナイト」内でライブパフォーマンスを行なっています。
ヒカキンさんの動画からもその新しいさや楽しさがよく伝わってきます。
以上、ARやプロジェクションマッピングなどのCG演出がスゴい映像作品まとめでした。
【MR】デジタルと融合する未来
「Apple Vision Pro(アップル・ビジョン・プロ)」や「Meta Quest(メタ・クエスト)」は、さらに進化しメガネサイズくらいまでコンパクトになるでしょう。
ヘッドフォンのように気軽に装着したまま、街中を歩いている未来はそう遠くなさそうです。
「MR(複合現実)」の技術は、ライブやゲームなどのエンタメだけでなく、医療や建築や教育などさまざまな分野で活用され、ますます広がっていくと言われています。
ライフスタイルや価値観など、この世界がどのように変わっていくのか楽しみですね。