はじめに|「Web3ってよく聞くけど、結局なに?」
近年、SNSやニュースでよく目にする「Web3(ウェブスリー)」という言葉。
なんとなく「ブロックチェーン」や「仮想通貨」と関係があるらしいけど、
結局なにがすごいの?今までのインターネットと何が違うの?
疑問に感じている方も多いはず。
この記事では、初心者の方でも3分で理解できるよう、Web3の基本概念と、それを支える「暗号資産」「DeFi」「NFT」についてやさしく解説していきます。
1. Web3とは?|「中央がないインターネット」
まず、Web3をざっくりひと言で説明すると…
「みんなで管理し、みんなが主役になれる新しいカタチのインターネット」です。
🌐 Web1〜Web3の進化の流れ
世代 | 特徴 | 時代 |
---|---|---|
Web1(読むだけ) | ホームページ・一方通行型 | 1990年代〜 |
Web2(読む+書く) | SNS・プラットフォーム支配 | 2000年代〜 |
Web3(読む+書く+所有する) | ブロックチェーン・分散型 | 2020年代〜 |
Web3は、「所有できるインターネット」とも言われています。
ユーザー自身がデータの所有者。
中央の管理者(Google、Apple、Metaなど)がなくても、ユーザー個人でネット上の価値やデータのやり取りができるようになるんです。
そのカギを握るのが「ブロックチェーン」。
2. Web3の主要キーワード|3大要素をシンプルに解説

Web3の世界を支える、「ブロックチェーン」を利用した3つの代表的な技術・概念がこちら:
- 🔹 暗号資産(仮想通貨)
- 🔹 DeFi(分散型金融)
- 🔹 NFT(非代替性トークン)
① 暗号資産(仮想通貨)とは?
ブロックチェーン上でやり取りされるデジタル通貨のこと。
通常の銀行ではなく、P2P(ユーザー同士)で送金・保管ができる。
- ✅ 銀行を介さず送金できる自由な通貨
- ✅ ブロックチェーンで改ざんされにくく安全
② DeFi(分散型金融)とは?
「銀行のない金融システム」のこと。
お金を借りる・増やす・交換する機能がすべてスマートコントラクト(自動契約)で動く。
代表例:Uniswap、Aave、Compound、QuickSwapなど
- ✅ 仲介者ゼロの金融革命
- ✅ 年利5~10%の資産運用も可能
③ NFTとは?

「唯一無二のデジタルアイテム」を証明するトークン。
アート・音楽・ゲームアイテム・SNSアイコンまで応用可能。
代表例:BAYC、CryptoPunks、MyCryptoHeroes など
- ✅ デジタルの「持ち物」が証明できる時代に
- ✅ 売買・収益化の可能性が広がる
3. Web3が注目される3つの理由
理由①:「所有できる」インターネットへ
従来は、データやサービスの所有者は、企業側(YouTube、Instagram、LINEなど)でした。
Web3では、ユーザー自身が自分のデータ・資産を持てる時代になります。
理由②:中央集権リスクからの脱却
企業や国家がすべてを握る時代は、規制や検閲、個人情報流出のリスクも。
Web3では、分散型ネットワークにより誰か一人が支配できない仕組みになります。
理由③:新たな経済圏「トークンエコノミー」の誕生
Web3では、アプリやSNSで貢献した人に報酬として暗号資産を配布するモデルが主流に。
例:記事を書く → 報酬トークンがもらえる / ゲームする → NFTが手に入る
4. どうやって始めるの?Web3のはじめの一歩

ステップ①: 暗号資産ウォレットを作ろう
👉 おすすめ:MetaMask(メタマスク)
無料で作成可能(Google Chrome機能拡張またはスマホアプリ)
自分の資産・NFT・トークンを管理する「お財布」
利用者も多く、ネットでの情報が豊富
ステップ②:取引所で暗号資産を入手しよう
👉 日本国内なら:bitbank、BITPOINT 、OKJなど
「ETH」や「BTC」などの主要通貨を購入
安価で楽しむなら「POL」や「OAS」もおすすめ
ウォレットに送金してWeb3アプリと接続可能に
ステップ③:Web3サービスを試してみよう
サービス例 | 内容 |
---|---|
OpenSea | NFTの売買マーケットプレイス |
Uniswap | 暗号資産の分散型交換所(DEX) |
Mirror | Web3ブログプラットフォーム |
Lens Protocol | Web3版SNS。投稿がトークン化される |
MyCryptoHeroes | ブロックチェーンゲーム |
5. よくある質問(FAQ)
Q:Web3って危なくないの?
→ 安全性は高いが、詐欺や自己責任リスクは存在。ウォレットの管理が超重要。
Q:何から始めるのがいい?
→ まずはMetaMaskを作って、OpenSeaでPolygonネットワークの安価なNFTを触ってみるのがオススメ。
Q:英語が多いけど大丈夫?
→ 基本は英語が多めですが、日本語対応のサービスやガイドも増加中。
当サイトでも初心者向けに情報発信中!
まとめ|Web3は「自分で価値を生み出せる時代」への入り口
Web3は一部の技術者やマニアのものではなく、だれもが主役になれる新しいインターネットです。
- ✅ 暗号資産で価値のやり取りが自由に
- ✅ DeFiで金融の自由と可能性が広がる
- ✅ NFTでデジタルの“所有”と“創造”ができる
スマホひとつで、働き方・稼ぎ方・生き方すら変える可能性を秘めたWeb3の世界。
まずはウォレットを作って触れてみることが第一歩です。