Celerの「cBridge」がとても便利なので、使い方や特徴を紹介します。
異なるブロックチェーンの間で暗号資産の移動(ブリッジ)を簡単に可能にするツールです。
ブロックチェーンゲームやNFTプロジェクトで得た暗号通貨を日本円に換金する場合など、今後さまざまな用途で利用する機会が増えていきそうです。
cBridgeでクロスチェーンブリッジ、使い方と特徴を解説
前半では、cBridgeのクロスチェーンブリッジのやり方を実例で解説していきます。
後半は、cBridgeならでは特徴を紹介します。
OasysからPolygonへMCHCをブリッジ
では実際に、ゲーム特化のブロックチェーン「Oasys」から、イーサリアムのセカンドレイヤー「Polygon」へ、MyCryptoHeroesのガバナンストークン「MCHC」をブリッジしてみます。
(※ガス代として、ごくわずか0.0001程度のOASがかかるので、事前に準備が必要です。)
まずMetaMaskのネットワークを「Oasys Mainnet」につなぎます。
「cBridge」に接続して、「Connect Wallet」をクリック。
利用しているWallet(※今回は、MetaMask)を選択します。
Fromを「Oasys Hub-Layer」、Toを「Polygon Pos」、トークンは「MCHC」を選択します。
Oasys側に「50」と入力すると、Polygon側に「49.827368 MCHC」と表示されました。
(※黄色の枠内にもありますが、わずかですが手数料が引かれます。)
「Approve MCHC」をクリックします。
MetaMaskのウィンドが開くので「次へ」
次に「承認」をクリック。
「Transfer」をクリック、
「Confirm Transfer」をクリック、
MetaMaskのウインドが開くので「確認」をクリック。
(※黄色枠にあるとおり、わずかですがガス代として「OAS」がかかります。)
「Done」で、cBridgeでの作業は完了です。
(※MetaMaskへの反映は約10分かかります。)
MetaMaskを開いて「Polygon Mainnet」につなぎます。
赤枠の表示が出たら、「トークンをインポート」をクリックします。
ウインドが開くので、「(1)をインポート」をクリック。
無事に、「Oasys」から「Polygon」への「MCHC」のブリッジ完了しました。
JPYCもブリッジできる!cBridgeの特徴
cBridgeは、2024年8月時点で、「Etherum」「BNB Chain」「Astar」「Avalanche」「Arbitrum」など45種類ものブロックチェーンに対応しています。
対応するトークンは「ETH」「BNB」「USDC」など175種類。「JPYC」などのステーブルコインもブリッジできるので使い勝手良いですね。
その他、cBridgeの特徴として「流動性の提供でインセンティブの獲得」と「NFTのブリッジ」があります。
前者はDiFiの深い理解と知識が必要、後者も今のところ対応するNFTプロジェクトは少なく、初心者がすぐに手をだす領域ではありません。
ただ、勉強しながら少額から試していく価値は十分ありそうです。
なんでブリッジするの?【活用例を紹介】
さいごに、「そもそもなぜブリッジする必要があるの?」という疑問に、活用例の紹介でお答えします。
- 例えばこんな使い方
- 今回、Polygonへブリッジした「MCHC」は、QuickSwapを使うことで「POL」に交換することができます。
「POL」は、bitbankなど日本国内の多くの暗号資産取引所に上場していて、さまざまなブロックチェーンゲームやNFTプロジェクトで採用されています。
ブリッジしてスワップし「POL」に交換することで、tofuNFTなどのマーケットでNFTを購入したり、
bitbankなどの暗号通貨取引所に送金し売却することで「日本円」にすることが可能になるんです。
これはほんの一例で、他にもいろいろな使い方が考えられます。
ブロックチェーンを活用したサービスとユーザーのニーズは多種多様で、cBridgeを利用する機会はこれからどんどん増えていくことでしょう。
実際にさわってみたらとてもカンタンなので、まずは少額からトライしてみて下さい。